HSPってどんなの?特徴やセルフチェックできるって本当?





最近、HSPをカミングアウトする芸能人が増えたせいか、よく耳にするようになったHSP。
あの最上もがちゃんもHSPであり、鬱病をカミングアウトしています。(最上もがちゃんみたいな顔に生まれたかった)

HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソンのことで
「生まれながらにとても敏感な人」のことです。

もともとは1996年にアメリカの精神分析医のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念で、
音や匂いなどの環境によるさまざまな刺激や人の気持ちなどに過剰に反応し人いちばい「敏感」な人のことを指す言葉です。

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HSPってどんな人?セルフチェックしてみよう!

●まぶしい光や、強い臭い、肌触りの悪い布、近くを通るサイレンの音といった感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう
●短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
●暴力的な映画・テレビ番組を見ないようにしている。
●忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
●生活する上で、動揺したり圧倒されるような状況を避けることを最優先にしている。
●デリケートで繊細な、香りや味・音・芸術作品がわかり、それを楽しんでいる。
●豊かで複雑な内面世界をもっている。
●子供のころ親や先生は、わたしのことを繊細あるいは内気だと思っていた。
などなど。

セルフチェックはこちら>>

HSPの能力

繊細で敏感ゆえ、以下のような特徴があります。けっしていい悪いではなく「能力」です。

1. 一度に多くの情報を吸収できる
2. 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
3. ゆっくり、深く多角的に考えられる
4. とても慎重で、危機管理能力が高い
5. 共感力が高く、気配り上手
6. 誠実で、責任感がある
7. 想像力が豊かで、内的生活が充実している

HSPの生きづらさの理由は。。。

ずばり、少数派だから。
世の中の5人に1人、つまり20%の人がHSPなんだそうです。
大多数が右利きの日本人が作りだした社会では左利きの人はいろんな場面で苦労しますよね。
A型が多い日本で、A型から嫌われているB型の評判が悪いのも近い話かも。
ちなみに日本におけるB型の割合は21.9%なので、HSPの割合に近いしHSPである私もB型です。

さらに、生きづらくなる理由はまだあって
●HSPは繊細な神経を持つため、問題が生じやすい
●HSPはタフさや外向性が高く評価される文化で、抑圧されているため
●HSPは痛みへの耐性が低いことに加え、自分自身について深く掘り下げるので問題が起きた時そこから目をそらさないため

心を病んでしまう方も多いのだとか。

HSPが抱えやすい心の問題

・自尊心が低いからこそ、自分で自分に高度な要求をしてしまう
・度を越した罪悪感と自分が根本敵に欠陥であるという羞恥心にさいなまれる
・想像力が高さは悪い方向にも働くため、常に恐怖と戦っている
・共感力が高くて繊細なので、相手の痛みを無視できず、怒りをうまく放出できない

HSPの(しかもADHDと診断された)私の場合の、HSPとADHDの割合

一年くらい前、仕事のことで鬱の入り口にいたので早めに対処をと思い病院へ行った時、
ADHDについても相談してみたところ先生から重度のADHDと軽度のアスペルガーだと診断された私ですが、HSPの方はセルフチェックで完全に当てはまっておりました。
ADHDとHSPは相反する特徴なので併発しないと言われているらしいですが、併発はあると言われている人もいてどうなのかわかりませんが、自分としてはものごっつ併発している感を感じてます。

どちらかと言うと、ADHDの特徴である「多動性」や「不注意」みたいなものをHSPの特徴である
「度を過ぎた羞恥心」や「深く物事を考える」ことにより無理矢理抑えててきたようなイメージです。

安心する家族の前では、ものすごい「ADHD」な自分が強く出て
恐怖な社会では、慎重で大人しい「HSP」な自分が強く出る感じです。

HSPと知らずに落ちていった最悪の状況

なので、とくに社会、幼い頃でゆうと「学校」で感じる「生きづらさ」みたいなものが強くありました。
多角的に見るということは本来いいことなのですが、幼い自分にとって「多角的な考え」が、悪い方向に転びました。

何でも深く考えるので、ただ学校に来ているだけなのに、
「本当はこの学校の名簿に自分の名前は無くて、お情けで通わせてもらっているのかも」
という可能性に気づいてしまいます。

すると、その可能性を常に念頭において行動するようになり、
とにかく「バレたら恥ずかしい」「バレないようにしなくちゃ」
と、どんどん目立たないよう、内向的になっていきました。

また、HSPの特徴の「慎重さ」が発揮され、
万が一、本当に名簿に名前がなかったとき、恥ずかしくないよう、全員の名前が呼ばれるような場面では
「常に下を向いて顔を隠す」という、最悪の事態へのスタンバイOK状態です。

さらに、自分自信も傷つかないよう、普段から自分は「最下層の人間だ」と思いこむようになりました。
私は、このクラスのカースト最下位の人間なので、名簿がないのは当たり前だ。
いつしか、これが私のデフォルトの姿勢となりました。(いや、悲しすぎへん?)

しかも、さらに最悪なことに、引き寄せの法則なのかな?
毎回毎回、クラス全員の名前を呼ばれたり、振り分けられたりする時は一番緊張する瞬間なんですが
自分の名前を見つけるたび、「耐えた〜!」っと胸をなでおろす日々でしたが
突然、その日はやってきます。

修学旅行のしおりの新幹線の座席表に、いくら探しても自分の名前がなかったのです。

私は、その時、「やっぱりね」と思いました。
自分が名簿に名前がないような、「最下層の人間だ」と立証されてしまったのです。
私は当然、自分の判断が間違ってなかったと思いました。
最悪のケースに備え準備しておいてよかったと。
こうして私は、最悪のケースを想定しすぎたがために、自ら「最下層の人間」のポジションを奪いに行った形となりました。

この、なんの根拠もないような「自尊心の低さ」「自信のなさ」「自己肯定感の低さ」というのが
自分の脳内から生み出され、現実を引き寄せ、裏付け、本物の「強い劣等感」へと成長していったのです。

HSPを知ることで、最悪の事態を免れてほしい

何かがあったわけでもないのに、なぜこんなに「自己肯定感が低い」のか?
掘り下げても掘り下げても明確な出来事が無い。
それなのに、このネガティブイメージは、長い時間かけて自分の健全な思考を蝕んできました。

もし、自分がもっと自己肯定感が高ければ、、、もっと早く「HSP」のことを知っていれば
ぜんぜん違う未来だったかもしれない。

自分の好きな部分ももちろんあるけれど、わりと自分に対しては「否定」をしてきてしまったので
もっと自分を大事にしてあげればよかったと後悔しています。

だから、生きづらさを抱える方には、「HSP」という特徴を持った人がいることを知ってもらい
もし当てはまったとしたら、そのプラスの面に目を向けて、前向きに生きていただきたい。
心からそう思うんです。

HSPはその繊細さから、どうしてもほっておくとネガティブな方向に進む事が多い特徴なので
しっかり理解して、超敏感な自分をひとつの個性として武器にしてほしいです。

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新世界日記
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